グインサーガ 第97巻~第99巻 [ライトノベル]
久しぶりにライトノベルについて書いてみよう。
グインサーガ 第97巻~第99巻の感想
ノスフェラスへの道―グイン・サーガ〈97〉 (ハヤカワ文庫JA)
- 作者: 栗本 薫
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2004/10
- メディア: 文庫
蜃気楼の旅人―グイン・サーガ 98 (ハヤカワ文庫 JA (773))
- 作者: 栗本 薫
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2004/12
- メディア: 文庫
っていうか、グインサーガは、作者の栗本薫が既に他界してしまって全130巻で未完で終わった小説なんだよね。いまさら感は確かにある。しかしうちの本棚に106巻まであるんだなこれが。
97巻~106巻未読つまり積読状態な為、
これをどうにかしないといけないと思って読み始めることに、107巻から先はBOOKOFFで入手しようと思う。
では感想。
前回までに、最大の敵(5年ぐらい前に読んで以来だから、名前失念だれやったっけ?)を星船ごと爆破して宇宙空間から帰還したグインが記憶喪失に!(やられたよ。その手があったか・・・振り出しに戻るだよ)にというところからなんだけど。
またノスフェラスのセムの村やらラゴンの戦士とまた引止めに会うわ、砂漠をテクテク歩いてあるいは飛んで・・・・途中で河のほとりの旧モンゴールの残党をイシュトヴァーン本人から助けるわ。助けたけど結局、助けた結果ひどいことに主人公グインがものすごいダメっぷりを発揮して・・・読者の気持ちが萎える。・・・ケイロニアでは、グインを捜索する部隊が編成されそれに、のこのこ付いてくるマリウス。どんだけ空気読めないかすごいイライラする。挙句の果てに嫁さんのオクタヴィア嬢と娘とサヨナラしたりとフウテンの寅さん張りの流浪癖を理論武装した話を一冊丸々使って展開するところなんか、読者に嫌悪感を与える。
ハ~・・・96巻で読むのを止めた当時の自分を素直に褒めてあげたい。
そして97巻から読み始めた今の自分をすごくなじりたい。でも130巻全部読んでしまわないとなんか負けって感じでいやなんだよね。(正直言うと義父からもらった「竜馬が行く」、「坂の上の雲」をめっちゃ読みたいんだけど)
で今100巻目読み始めたんだけど。なんで表紙が「緊縛された主人公グイン」のイラストなんだか・・・・
目標の100巻達成とゴールしたときにすばらしい高揚感があり王冠を頂いて右手を力強く天に上げている風のグインのイラストを思い浮かべていたんですよ。最初の16巻あたりで!・・・・
まさか、100巻目にして主人公グインが緊縛されているとは!・・・
どんだけSM風BLが好きなんだよ作者!
いつの間にかヒロイックファンタジー小説が苦痛と感じたのか、書きやすい人間味のあるゴーラ王イシュトヴァーンの国盗り物語の方が面白くなって、ガンガン書きまくったらいつの間にか主人公が不在小説のサーガに。そして一部の読者が離れてしまった。
イシュトヴァーンの方も、国盗り物語を作成するために参謀役のアリを登場させたのは良かったが、性格あるいは容姿をなんで、あんな風にしたのかと小一時間ぐらい説教したい。イシュトヴァーンの性格をマイナスに増幅させるとは作者も意図していなかったと思う。いくらでも出版前に、修正が利いたと思うんだけど、作者のプライドが障害となり、あるいは編集担当が不甲斐無いばかりに、読者が離反するようなストーリーが永遠数十巻も続く。なにか作者の生活に大きなストレスがあったとしか言いようが無い。精神的にまいったなあと思ったら、しばらく執筆を中止して書かなきゃいいのにと今にしては思う。100巻目標なんだし展開はいくらでもハッピーにいけるんではと思うのですよ。今更ですけどね。
ふう~あとこの100巻目含めて31冊読むのか・・・この苦痛に俺は耐えられるのか!
(グイン=読者)VS(イシュトヴァーン=栗本薫)のマゾ小説の戦いは続く・・・・ウムムム
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