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グインサーガ 106巻目の感想 [ライトノベル]

 グインサーガ 106巻目の感想です。

ボルボロスの追跡―グイン・サーガ〈106〉 (ハヤカワ文庫JA) 

ボルボロスの追跡―グイン・サーガ〈106〉 (ハヤカワ文庫JA)

  • 作者: 栗本 薫
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2006/02
  • メディア: 文庫
  前巻で風の騎士を追い払ったグインは、フロリーとスーティを逃がすためにパロのリンダを頼ることを勧めます。読者EEEEEEえええええええ。っと思います。そもそもリンダの御主人ナリスは、グラチウスだったかヤンダルだったか記憶が薄くなっていますがそいつらに操られていたとはいえ、イシュトヴァーンがぶっ殺したはず。その息子の窮地をリンダに頼んでみようとするその気持ちにどん引きです。いくら記憶喪失だらかって直感でわからんのかこの豹頭!っと読者は憤ります。まあ作者が意図してそうしているんだから豹頭=栗本薫の一部なんでしょうがないんですけどね。
 あとグインがスーティを守らねばならないと思ったり、将来英雄になる可能性を秘めているとか考えを巡らすところにストレスを感じます。読者はイシュトヴァーンが嫌いな人が大勢居るにもかかわらず、このホスト崩れのチンビラごとき盗賊出身のイシュトヴァーンの息子が英雄になる素質があるだと!どうやって受入れろっていうんじゃ!
 という感想を持ちつつ先を読むと、繰り返しが多い件は作者も気づいたのでしょうか、地の文で街道を行ったり来たりしていると書いています。ほんとうに行ったり来たり、君ら疲れないのかと言いたくなります。風の騎士が追撃を始めたところ、いつものグインがかっこよく、風の騎士を捕まえて、交渉し、自分たちを追うことが無いようにします。しかし、その後フロリーとスーティ、マリウスがイシュトヴァーンの手先に誘拐され、結局また風の騎士に協力を求めて手がかりを探してもらう始末。さっき分かれたばっかりだろ!ってストレスを感じつつ読者は叫びます。結局3人を奪還して再びパロを目指すのですが、行ったり来たり、繰り返しが多いなあと毎度思います。

面白かったかと聞かれたら、イシュトヴァーンの息子が英雄の素質を持っているとグインが考えを巡らす部分以外はまあいいっかって感じです。あと繰り返しはやめて欲しい。ページ数かさ上げされている感じです。

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