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グインサーガ 102巻目の感想 [ライトノベル]

 グインサーガ 102巻目の感想です。

火の山 グイン・サーガ(102) (ハヤカワ文庫JA)

火の山 グイン・サーガ(102) (ハヤカワ文庫JA)

  • 作者: 栗本 薫
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2005/06/09
  • メディア: 文庫
 ふう~グインサーガを読むのって結構苦痛なんだよね。心理面が多くそれが繰り返し繰り返し永遠と数十ページにもわたり、登場人物が苦悩し悶え苦しむという・・・読者までもが、登場人物の気持ちになってストレスから、悶え苦しむという苦痛。この本も同様に前巻でグインに腹を突き刺されたイシュトヴァーンは、意識を失い砦に避難したものの、悪夢にうなされると言う状態になります。このシーン一応、悪夢として登場するアリの独壇場で、またしても読者は辟易します。それが数十ページにもわたりますので、「さっさと起き上がれ!イシュトヴァーン。お前が起きないと永遠と悪夢の描写が続くページを読者が読まされるんだから」と叫びたくなります。そして起き上がったら、なんと、今までの自分は間違っていたとでも言うように「達観」しちゃいます。オヨヨ?突然作者である栗本薫に良いことでもあったのでしょうか・・・と勘繰りたくなるのですが・・・このまま苦痛でなくなればと思いたくなります。

 ところでこの巻は、グインサーガ史上初?グインが冗談を言います。スカールと抱えて山を登るときに一言あります。スカールもびっくりしていました。

面白かったかと聞かれれば、前巻よりさらに苦痛は緩和されてきたようです。あ~でも悪夢の描写はもっと短めでも良かったんだと思います。全ページの三分の1ぐらい悪夢の描写なんですよね。

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ビブリア古書堂の事件手帖の感想 [ライトノベル]

 ビブリア古書堂の事件手帖の感想です。

ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)

ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)

  • 作者: 三上 延
  • 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
  • 発売日: 2011/03/25
  • メディア: 文庫

 隔月刊の電撃文庫マガジンの広告に売れてるとか何とか書いてあったので(「有川 浩」のシアターと同列に扱われているような広告)、オヤ?と思ったので読むことにしました。
 プロローグと4話から構成される短編です。短編ですが、主人公と表紙の女性は常に登場し古本の持ち主たちに纏わる過去を紐解いていくお話です。物語で語られいる本はすべて実在していると言うことなので、読者はその本を読んで見たくなります。

 面白かったかと聞かれたら、まあ面白かったと答えます。作者の他の本を買うかと聞かれたら現代もので萌、ファンタジー以外だったら買う可能性は高いです。ちなみにこの本の物語の進め方と被りそうな既存のライトノベルと言えば、文学少女ということになります。屋上のシーンも出てきたよ。
また本の記述の方法が一人称で主人公が心の中で突っ込みを入れてる点や、エピローグに表紙の女性が「巨乳」であるという件が妹から語られているので、作者はライトノベル感覚で書いたのかな?と思ったりしました。


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